自分の感覚や感情を表すのに、安易にスタンプを使う人々。
表題の人々、とはもちろん私の話です。
私の語彙が少なくなっている。
昔が多かったかはさておき、最近使っている語彙は確実に減っている。
ほぼ間違いなく、原因はこれ。
絵文字・顔文字・(LINE等の)スタンプ。
どれもビジュアル的な表現ができるため、
細かなニュアンスや感情を伝えるのに非常に便利。
ヤバイ!( ̄◇ ̄;)
ヤバイ!(>Д<)
ヤバイ!(;゚Å゚)
ヤバイ!。+゚. (。p゚ω゚q。) ゚
ヤバイ!ヽ(≧ω≦)ノ
ちょっとした焦りの「ヤバイ」から、大きな喜びの「ヤバイ」まで、
文字の「ヤバイ」がなくても顔文字だけで表現できてしまう便利さ。
「スゴイ!!(←語彙w)」のように自虐しつつも、
実際のところ顔文字やスタンプがあれば語彙がなくても伝わり、コミュニケーション上は事足りる。
それによって何か問題があるのか。
日本語の乱れガーとか言う人はいるだろうけど、
…正直、日常生活でもビジネスの場でも、基本的には問題ないように私は思う。
ビジネスメールなどで必要ならば、
日常的に使用していれば結果として忘れたりはしないだろうし、
言い回しに困った時には頼みの綱のグーグル先生もいるし。
言葉はコミュニケーションをとるためのツールの一つというだけなので、
目的が果たせればそれでよし、と個人的には思う。
でも。
同じ言葉で使い回すよりも、
できるだけ、その時々にあった表現を使いたい。
その方が他の人にもより伝わる、という利点だけでなく、
自分自身のその時の感情がより豊かになる、と思うから。
紅葉まじ真っ赤ヤバイ!! より、
一面の紅に囲まれて、思わず身震いした! とか、
何色もの赤・紅・朱で、まるで異世界へのトンネルみたいだった! とか。
まぁ、言葉を使って表現する分、言葉のチョイスが際立ってしまうのはしょうがない。
センスねーな〜とか、ポエマーかよ…、とか思われる可能性も高い。
でも、その分、自分の感覚や感情に敏感になれる。
それは、自分自身を生きることに繋がるんじゃないかとか思う。
旅行やイベントで同じものを見たり体験しても、
そこにはみんな違う感覚や感情があるはず。
それなのに、みんなの感想が「『「ヤバイ!』」だったらつまらん。
自分の言葉で表現することを意識していきたい。
以上