どどらぼ -Kan8's DoDoLab-

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家計管理 〜シミュレーションを試してみた〜

結論、「後で泣きたくないなら勉強すべき。」

 私が家計簿を続けられない理由

現在、我が家は「夫婦別財布、適当に使って余った分は貯まってるんじゃないかな」というザル会計である。

家計簿アプリなら、袋分け方式アプリやレシート写メるだけ方式アプリをダウンロードしたことはあるけれど、一月分がせいぜいで続けられなかった(面倒くさいのかすぐつけ忘れてそのまま。)

 

なんで家計簿を続けられないのか。

そもそも必要性をそこまで感じていないから、に尽きると思われる。

そりゃそうだ。面倒くさいことで、かつ必要性を感じないことなんてやれるわけがない。

 必要性を感じる必要性を感じない
楽しい やりたい・続く やりたい・続く(ただしムダ)
面倒くさい やりたくないけど頑張る・場合によっては続く やりたくないし・続くわけもない

 

結婚してからもしばらく夫婦共働きだったことや、夫婦共それほど物欲がある方ではないためか、現時点で困窮しているということはない。

じゃあ家計管理の必要性はないのかといえば、よくニュースなんかでも老後の蓄えが不安という話は聞くので、なんとなくだが将来を見据えて貯蓄していく必要はあるような気がする。

となると、確認したいポイントは2点。

①今後どれだけお金が必要なのか、このまま行くとどうなるのか

②このまま何も考えないで生活していっても大丈夫なのか or 家計を管理しつつ対策していく必要があるのか

必要ならば家計簿をつける気も起きるだろう。

 

簡単なシミュレーションを試してみた

①今後どれだけお金が必要なのか、このまま行くとどうなるのか

を確認するのに、人生全体でざっくりと見積もってみたいなー…と[家計 試算]で検索してみたら、ちょうど良さそうなページを発見。

※わかりやすいマンガまでついてる非常に親切なサイトなので、逆にアヤシイ、どこが運営してるんだと思ったら[一般社団法人 全国銀行協会]というところらしい。保険屋さんなどが運営しているわけではないので、特定の商品に誘導する意図はなさそうである(特に広告も表示されない)。銀行屋さん的には、みんなに破産されるよりはたくさん貯蓄してくれた方が助かるだろうから、どちらかと言えば貯蓄を促す意図はあるかもしれない。ともあれ、詳細編も入力には2分もあればシミュレーションできるのでお試しあれ。

 

転職などの可能性も考え、ものすごくざっくりと

現状の年収を、A:800万想定・B:600万想定・C:400万想定とした3パターンでシミュレーションしてみたところ、結果にだいぶ差が出た。

(現状は子供がいないので、希望として子供2人にしてみた。細かい生活費などは入力欄自体がなくざっくりとした嗜好でゆとりタイプか倹約タイプかが判断される模様。賃貸/持ち家の希望や趣味嗜好についての項目は、あえて変えずに、収入のみ変更してシミュレーション結果を比較してみた。)

 

結果A:800万想定

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 A:800万想定ならば、老後も安泰、らしい。

ただし、このシミュレーションでは、一定の倍率で今後昇給していく前提だったり、子供が20歳を超えたら負担が少なくなるなどの諸々の前提が含まれている。もちろん、大黒柱が病気になったりしたら…などを考えると、現時点で十分な蓄えがあるわけではない。もし100歳まで生きるとしたら、めちゃくちゃ健康で100歳でも60歳と同じ程度の生活水準が保てていない限りは、高齢になる程お金はかかるだろうし。

結果B:600万想定

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 B:600万想定ならば、80歳になる頃には赤字である。。ダメじゃん。

今回の私のシミュレーションでは、ABCの支出は同じ設定にしている。そのため、収入が多いほど貯金も多くできるため、貯蓄残高の上がり幅に差が出る。

Aに比べるとBでは貯蓄残高の上がり幅が小さい。60歳で退職した後の貯蓄残高の下り幅はABC共同じなのだが、60歳時点までに十分蓄えられていないため、80歳前には赤字に突入する見込みとなっている。

 

結果C:400万想定

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C:400万想定の場合…なんと35歳から借金地獄。ヒィィィィ

赤字になるくらいなら、その前に住宅費・生活費・教育費を見直すだろう。

年収400万で4000万円の家は無理があるし(一般に年収の5倍までが目安らしい)、子供二人とも高校から私立・大学は一人暮らしというのも余裕がないと無理だろうということで、ケースを追加してシミュレーション。

 

結果C-2 住宅費・教育費を下げた場合(趣味を重視)

↓結果Cと同じく年収400万想定だが、家を4000万から2000万の家にし、子供の教育費を「すべて公立」「自宅から」に、海外旅行等はなし・趣味はスポーツなど、にした場合。これで、かろうじて80歳まで黒字予定。

 

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結果C-3 生活費・教育費を下げた場合(住宅費を重視)

↓結果Cと同じく年収400万・家は4000万想定だが、子供の教育費を「すべて公立」「自宅から」に、海外旅行はなし・趣味は読書など、にした場合。

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結果C-4 住宅費・生活費を下げた場合(教育を重視)

↓結果Cと同じく年収400万だが、家を4000万から2000万の家にし、生活(趣味)費を下げた上で、子供二人を小学生から私立に通わせた場合。

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 シミュレーション結果をふまえて

①今後どれだけお金が必要なのか、このまま行くとどうなるのか

今後どれだけお金が必要なのか

シミュレーションで気づいたこととして

・90歳まで生きるとしたら、今からの30年と同じだけの期間が60歳からある

・30〜60歳の30年間で、30〜90歳分の60年間のお金を稼がなければいけない

・清貧でよければ老後を年金のみで暮らすこともできるらしい

・30〜60歳の30年間を清貧に過ごせば余った分で老後に余裕を持って暮らすことができる

 

ただし、このシミュレーションでは今の自分たちの生活の仕方については細かく反映されないし、実際にどれくらいのお金が必要なのかは明示されないので、別で以下のとおりざっくりと見積もりしてみた。

生活費以外では[住宅費][教育費][老後資金(趣味)]の3つが大きい。

ちょうど計算しやすいので、現在を30歳、定年を60歳、90歳まで生きるとして見積もり。

 

[生活費] 現状、生活費はおそらく二人で25〜30万円程度(きちんと把握していない。夫婦二人世帯の平均:20万程度と比較するとだいぶ浪費家の部類。)

30万×12ヶ月=360万。

360万×60年=2億1600万円 うひぃ。

 

[住宅費] ローンを組むなら一般に年収の5倍までが目安とされる。便利な所にそれなりにいいお家、なら5000万円は必要。上のシミュレーションでは4000万円にしたと思う。

 

[教育費] ざっくりと、一人育てるのに3000万円。二人で6000万円。

参考) 子育ての費用、子ども1人にかかるお金3000万円 [結婚のお金] All About

 

 

[老後資金(趣味)] 生活のみなら年金の範囲でなんとかするのみ。趣味で旅行やスポーツなどなどをしたいとすると、

例えば

・習い事3つと諸経費で月に4万×年間12=48万

・2泊3日の国内旅行10万(孫に会いに行くも含む)を年に2回=20万

その他買い物などで一人年間80万とするなら、夫婦二人で160万。

60〜90歳まで30年間とすると4800万円…

 

上記を足すと

[生活費]+[住宅費]+[教育費]+[老後資金(趣味)]=60歳までに稼ぎたいお金

2億1600万+5000万+6000万+4800万=3億7400万円…!!!!

 

ただし、上の内、60年分の[生活費]には住宅費が含まれているので、今すぐ30歳で家を購入した場合、10万×12ヶ月×60年=7200万円は差し引かれることにはなるけども。(ところで家買ったとして60年も住み続けることなんて可能なのか?という新たな疑問が湧いてきたけど。)

で、その住宅費分を引くと、概算で三億は必要ってことになる。

 

3億30年で稼ごうとするなら、

3億÷30=1000万になるので、年間1000万円を稼がなければならんということに…!?

わかりやすい目標にはなったな…。

年末ジャンボの三億円は非常にいいとこ突いてるのかもしれん…。

 

夫は年間1000万を目指せばそれなりに余裕のある生活ができて、妻が働いた分はプラスアルファの楽しみや蓄えとして使える、って感じを目指せばいいのかな。

子供たくさん欲しいなーとか思ってたけど、三人四人ってなったら単純にプラス3000万円、6000万円か。家族計画、大事…。

 

このまま行くとどうなるのか

[生活費]

60歳まで今くらいの水準で暮らした場合、そこまでは暮らせる。ただし収入が年金のみになった60歳以降は大変慎ましやかに清貧に暮らしていかざるをえない。

[教育費]

計画的に貯めておかないと、子供が高校進学を考え出す頃に「お金がない」問題が浮上してくる可能性が高い。

[老後資金]

何も考えずに蓄えずにいれば、かろうじて生きてるだけの暮らしに。

[住宅費]

老後については慎ましく暮らすとしても、何も考えずに現在(賃貸)のままだと、住むところがなくなる可能性がある。

つまり、アリとキリギリスのキリギリス状態。今はよくても、後で困る可能性大。 

 

②このまま何も考えないで生活していっても大丈夫なのか or 家計を管理しつつ対策していく必要があるのか

このまま何も考えないで生活していっても大丈夫なのか

少なくとも、現時点で「子供が欲しい、老後は慎ましく日々を送るだけの暮らしじゃ生きてる感じがしないだろうなぁ」みたいなことを思ってるのであれば、このままで大丈夫ではない。

 

家計を管理しつつ対策していく必要があるのか

必要ある。

・教育費、住宅費、老後資金それぞれ対策が必要。

・それ以外にも、家族全員が健康で、仕事も順調、天災などにも遭わず…とすべてが順調にいくとは限らないので、リスク管理として保険などの検討も必要そう。

 

詳細は今後勉強しよう。。現時点での認識を参考までに。

・[教育費]は子供の人数と勘案して、いつからなら私立を検討可能なのかは見積もれば、今から貯めれば大丈夫かな。子供が生まれてから15年後には一人2000万円分くらい貯めておければ安心、なのかな?(公立の場合でも住む地域を選ぶことで、教育費分が住宅費になることもあるかも)

 

・[住宅費]は、年を取ってからは賃貸の更新が難しくなる(事故物件になるのを避けるためオーナーが貸し渋るらしい)ことを踏まえると、自分が住みたい物件について条件があるならば土地だけでも購入しておくのがよさそうな気がする?

老後に住む場所の確保はしておいた方がいいのか?でも今新築を買っても60歳になった時には既に築30年物件でもう立て直し検討のレベルでは。分譲マンションの立て直しとか一緒に住んでる人がいたら難しそうだよなと思うとどうなのかしら。

 

・[老後資金]貯めた分だけ余裕がある、とは言え体が元気な内に遊んでおきたいと思ったりはする。老後資金、という考え方とは別に、老後の自分の体のメンテナンスにつながる自分の体への投資という考え方で、現在の趣味を考えるのもありかなと思ったり。 

 

現時点での結論

とりあえず、シミュレーションしてみたことで

「勉強して対策しなきゃこのままだと素敵な将来にならない」ことがわかったぜ!ということで。

 

もっと細かく、現状をチェックするのであれば、下記のリンクが参考になりそう。

www.jafp.or.jp

ここで、 FP(ファイナンシャルプランナー)に興味が出てきたので、別途調べてみる。

 

以上